当院はアニコム・アイペット損保窓口対応病院です

 
2023-11-21


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"チョコレートは犬や猫に与えてはいけない"
ということは、みなさんご存知だと思います。

でもなぜ与えてはダメなのか、知っていますか?

チョコレートの原料カカオに含まれる成分の、カフェインやテオブロミンが犬や猫には中毒物質となります。
カフェインは動悸、過度の興奮、不整脈、ひきつけ、ふらつきなどの症状を引き起こします。
テオブロミンは、犬や猫はこの成分を分解、排出する力が弱いため体内に長い間とどまってしまい、中毒症状を起こしやすいのです。
チョコレート中毒の症状には、さまざまなものがあります。
・落ち着きをなくし、うろうろし始める
・歩き方がフラフラとする
・興奮状態になる
・呼吸が荒くなる
・震え
・不整脈
・麻痺
・嘔吐や下痢
など。
また、重度になると全身性痙攣などを起こし、最悪の場合、死に至るケースもあります。

摂取後、すぐに症状が見られることはあまりなく、早くてもだいたい2時間〜6時間ほどで異変が現われ始めます。
中には数日後に症状が出るケースもあります。

もしチョコレートを食べてしまったら、症状がなくても、すぐに受診してください。
来院の際は、いつ、何を(商品名やチョコレートの種類)、どのくらいの量を口にしたか、症状はいつからか 等をお伺いします。
食べてしまったチョコレートのパッケージが残っていれば、持参してください。

クリスマス前からバレンタインの頃まで、チョコレートを食べてしまった・・・!
と来院する子が多く感じます。
チョコレートの甘い香りに誘われるのは、人だけではありません。
くれぐれも管理にはお気をつけくださいね。
 

 
2023-09-11


うだるような暑さも少し和らいできました。
ようやく秋を感じるようになってきた最近、非常に多いのが、"マムシに咬まれた"、と来院される、ワンちゃんネコちゃん。
自然豊かな加西市ですので、毎年のようにマムシに咬まれてしまう子は来院されるのですが、今年はとっても多いです。

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マムシは、体長45~60cm。
胴が太く尾が短い、頭部は三角で背中に銭型の斑紋があるのが特徴の毒蛇。
上顎の先端に2本の毒牙があり、その牙から毒を注入します。
山間部の水田や小さな川周辺、田畑にも出現します。
湿った溝や河川の草むらを好み、夜には道路にじっとしていることもあります。

マムシ自ら攻撃をしてくることは少ないようですが、ワンちゃんやネコちゃんが歩いているときに気付かず踏んだり、臭いを嗅いだり、ネコちゃんに多いですが、マムシにパンチをしたり…
そうするとマムシを追い込むことになり、マムシも自己防衛のために咬みついてきます。
さらに8月下旬から9月はマムシの繁殖期。
繁殖期のマムシは気が立っているので、攻撃性が上がるようです。

ワンちゃんは、歩いているときに踏んでしまうことで足、臭いを嗅ぎに行くので鼻先や口元を、ネコちゃんはマムシが気になってパンチすることがあるので前足を咬まれることが多いです。
多くは咬まれた所を中心にパンパンに腫れ上がります。
ワンちゃんやネコちゃんは、マムシの毒で死んでしまう可能性は低いですが、咬まれた所の皮膚が壊死したり、腫れる所や腫れ方によっては呼吸困難になってしまうこともあります。
(鼻先を咬まれて首の辺りまでポンポンに腫れ上がる子もいました。)

マムシに咬まれた、もしくはその疑いがあるときは、迷わず早い段階で動物病院を受診してください!

"数日様子を見よう・・・"は間違いです!

また、夜間のお散歩は、特に草むらを避けるようお願いします。
ワンちゃんネコちゃんが咬まれても、もちろん人が咬まれても大変ですしね。
 

 
2023-07-21


お盆休みは以下の通りとなります。
以前からお知らせしておりました休診日について、間違いがございましたので、訂正しております。
ご確認をお願いいたします。
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また、9月2日(土)~9月4日(月)も、休診とさせていただきますので、お気をつけください。
 

 
2023-06-29


虫よけしたり、マスクに塗って息苦しさを緩和させたりと昨今はハッカ油のライフハックがSNSなどで人気のハッカ油。
ハッカ油は原液で使えば人でも皮膚炎などの問題が出るほど刺激があり、細胞毒性を持っています。
人にとっての適切な量が、ネコにとっては中毒量になる可能性が高いです。
ハッカ油の「油」という言葉からも分かるように、これは脂溶性の成分です。
脂溶性(油に溶けるもの)は、皮膚から、呼吸器から、もちろん口からも吸収されるので、食べなければOKということではありあせん。
そのため、ネコのいる環境でハッカ油を使用しないことが大切です。
ネコがハッカ油によって中毒を起こすと、流涎(よだれ)、吐き気、下痢、振戦(ふるえ)、皮膚の炎症、食欲不振、元気消失など様々な症状が出ます。
ハッカ油の中毒成分がどの細胞にダメージを与えるかによって、その症状が変化します。

おうちのネコちゃんが体調を崩したとき、ネコちゃんに対して使ったものでなくてもヒントになることがあります。
「そういえば最近、こんな物使いました」
とか、
「今まで使っていた柔軟剤を別のものに変更しました」
とか、そんな些細なことでも大丈夫です。
体調を崩してしまわないほうが良いのはもちろんですが、万が一の際はぜひお伝えください。

そして、なるべく具体的なことがわかると、獣医師としては助かります。
「食欲が3日前から減っていて、いつもは何というフードを何グラム食べているのか、半分以下になっている」
※フード名はどんな時でも重要な情報になります。
ぜひ、いつもあげているフードの名前、与えているグラム数は把握しておいてください!
「2日前から嘔吐していて、今日までに○回吐いている。今日からは下痢で、○回した」
「ここに出来物があり、気付いたのは○月頃。大きくなってきているように感じる。本人も気にしている/本人は気にしていない」
などです。
診察の際にこんな細かいことまで聞かれるなんて…と思われるかもしれませんが、言葉が通じない動物たちの診察には、飼い主さんからの情報がとても重要になります。
今は健康管理アプリなどもありますし、動画や、写真などの情報も診察の助けになりますので、ぜひ活用してみてくださいね!
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2023-03-22


写真は、疥癬症にかかっていると思われる野生のタヌキ。
当院の横のあぜ道を歩いておりました。
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疥癬症とは、ヒゼンダニという動物の皮膚に住み着く小さなダニによっておこる病気です。
疥癬症に感染したタヌキは毛が抜け落ち、衰弱して死亡します。
日常生活において、人に感染する可能性は極めて低いですが、犬や猫は疥癬症のタヌキとの接触により、感染する恐れがあります。
もちろん、タヌキだけが疥癬症にかかるわけではありません。
他の野生動物はもちろん、感染していると思われる野良ネコを見かけることもあります。
そういった感染した動物との接触や、感染した動物と行動圏が重なることで、疥癬に感染します。
このため、ペットの放し飼いをしないなど十分注意してください。
さらにペットのえさ等が屋外に放置されていると、野生動物が寄り付きやすくなりますので、食べ終わったえさ等は速やかに片付けましょう。
また、重要なことが、ノミやダニの予防薬を使うこと。
暖かい日が増えてきて、ノミやダニも活発に動き始めています。
予防薬の種類によっては、この疥癬には予防効果のないものもありますので、ご相談ください。

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このような野生動物がかなり身近にいます。
野生動物は弱っていてもとても凶暴。
むやみに近付いたりしないよう気を付けてください。
※この写真も離れたところから望遠レンズで撮影しております。

【有害鳥獣に関する各自治体の窓口についてはこちら】
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/sodan/sodanlist/data/tyojyu_madoguchi.pdf
 

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